Monday, August 07, 2006

GL5 ドラマティックじゃない

グローランサーシリーズは主人公側のほかに
敵側に対してもそれなりのエピソードが用意されている。

今回の5は、その典型でネイラーン、シリルティア、平和維持軍の視点をマルチロール1~4章まで描く。
片やグランゲイルは軍事国家として悪役として扱われるが
5章の本編にはいると主人公が平和維持軍の視点となってネイラーン、シリルティア、グランゲイルを見るため
それまで前章で自分が操作していたプレイヤーが敵に回るなんて場面もある。
またシリーズ通して仲間同士だったものが違う道に走った結果、敵同士としてやりあうなんてこともよくある。
それがグローランサーの特徴の一つといっていいかもな。

でもこの展開には流石に飽きてきた。


あ、ここから本ネタね。


まずネイラーンは他の国と比べると極めて劣勢な立場。
我が物顔で領地に攻め入るグランゲイルに対し、
ネイラーンを指揮ってるロックバインという元将軍は、意地でも国の独立を求めるために
生物兵器なんてものに頼って、結果それを平和維持軍がお掃除するハメになる。
3章はロックバインが主人公だが、最初はプレイヤーと言うことで感情輸入させられる部分があった。
だが、5章にはいるとそれが一転。
なんで人間を化け物にしてまで独立求めたがるんだとか。
人は背水の陣になると、もうなんでもOKみたいな歪んだ姿を描いているシーンが多い。
当然、それはロックバインだけではないのだが・・。

だからストーリーは繋ぎとしてはおもしろいが
肝心の内容が「なぜそうなる?」みたいな首を傾げる場面が多い。
戦争を主体にしているから狂った人間を描きたいだけなんだろうが。

で、結局ロックバインも5の前半部分で死んでしまうので
それは単なるかませ犬だったというオチ。
こうなると、なんのために3章やってたの?みたいな「騙された」感覚に陥る。


かませ犬として扱うなら、最後まで生き残ってロックバインEDを作ってほしかったが・・。


オイラとしては5のストーリーはあまり納得できたものではない。


いや、なんでオイラがこんなにストーリーや人物像にこだわるのかというと
これは「ドラマティックRPG」というジャンルだから。
そのジャンルにふさわしいストーリーがいいなぁと。
システムとか正直どうでもいいんだよ。
グローランサーはストーリーを楽しむRPGだって割り切ってるので。

まだクリアはしてないんで結論出すのははやいが
今の所ドロドロしてて全然ドラマティックっぽい気がしない。

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